さまざまな事情で心の傷を負っている子どもたち、心や体に障害を負っている子どもたちが増えており
養育だけなく、療育的・治療的処遇の必要性はますます増加しています。
児童養護施設天王谷学園では、心理棟における心理療法のみならず、子どもたちが通う学校や様々な専門機関との連携を深めながら
見守る大人たち全員で、子どもたちひとりひとりが学園を退園した後も
肯定的で、積極的な人間関係を築いていけるようにと願いながら、様々なアプローチを試みています。
施設種別 |
児童養護施設 |
名称 |
児童養護施設天王谷学園 |
定員 |
35名 |
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基本方針にあるよう児童憲章に基づき、恵まれた自然環境の中で「子どもの最善の利益」とは何かを考えながら一人一人の個性を大切に「社会に出て通用する健全な心身を持つ人を育てる」を養育方針とする。
六甲山の北側、神戸市北区にあり、施設の北側には美しい三重の塔で有名な石峯寺(しゃくぶじ)やゴルフ場があり
田畑や森など穏やかな自然の中にあります。
子どもたちは、四季の移り変わりや自然の薫りを体全身で感じながら
木の実や花々と遊び、あるいは泥遊び、虫追い等、自然と親しんでいます。
施設では、運動会、キャンプ、各スポーツ大会等、身体とこころをフルに使うよう工夫された行事を行ったり
学校行事や周辺地域の祭りなどに積極的に参加・交流し、様々な社会経験を積むことが出来るよう働きかけています。
また、施設内外でセラピーなどの治療的なケアも行いながら、さまざまな理由で入所してきた子どもたちが安心して生活し
個人が本来保っている能力を引き出し、伸ばしながら、子どもたちひとり一人の成長を応援しています。
天王谷学園(南側から)
天王谷学園(運動場側から)
2階からの南向き眺望(春)
児童養護施設とは「保護者のない児童、虐待されている児童その他、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設とする」(児童福祉法41条)ところです。
児童養護施設天王谷学園には,たくさんの子どもたちが様々な理由で入所しており、自然に恵まれた環境で生活しながら、職員や周囲の大人たちや、子どもたちとの関わりの中で成長し、家庭復帰や自立を目指します。
◎主なお仕事
・起床から就寝までの生活指導
・学習の理解状況を確認する学習指導
・通院等の付き添い
・子ども達の衣服類ほかの購入
担当する年齢は経験等を考慮しています。退所後も交流がある子ども達も多く、やりがいのある仕事内容です。
対象年齢は基本的に3~18歳までですがそれ以降も在園は可能です。
子ども達とは先生ではなく「お兄さん、お姉さん」として関わっています。
様々な事情で入所してくる子ども達と施設内外のセラピーを活用しながらその子が持っている能力を引き出し伸ばしていくことが職員の役目だと思っています。
子ども達が安心できるように寄り添い、ゆっくりと心を開いてくれるのを待てる、一人ひとりの子どものペースに合わせてゆっくりと信頼関係を築いてくれる職員を求めています。
「子どもの最善の利益」はその子の状況やタイミングで変化します。子どもからやりたいことを聞いて実現に向け一緒に考えられる職員を求めています。
子どもと喜怒哀楽を共にし子どもの成長する姿にやりがいを感じる方を求めています。
実習生やボランティアを積極的に受け入れています。
保育実習・社会福祉士実習等の実習現場として、保育士や福祉士の育成に協力するとともに、児童養護施設の現状を体験していただき、将来の仕事への意欲付けを応援しています。
ボランティアも積極的に受け入れていますが、交通の不便な場所にあるため、車やバイクなど、自力で通園できる方で、学習ボランティア等の活動に関心のある方を募集しています。
利用者の皆様、関係各位に向けて「苦情申出窓口」を設置しています。